FC2ブログ

人間の性(さが)

「近未来都市」の探訪にも少し飽きたので、上海の街歩きをしました。

まずは、バスの「でまかせ乗り」。
これはバックパッカーがよくやる遊び(沢木耕太郎『深夜特急』の影響かも)で、行き先のわからない路線バスに飛び乗って終点まで行き、同じ路線のバスで戻ってくるのが基本。
まったく知らない街路で、現地の生活を眺められるのが楽しい。
終点もたいてい観光地ではないから、外国人がもの珍しく、店のおばちゃんなどから歓迎されます。

ところが上海では、この遊びは駄目でした。
自動車の排気ガスに、参ってしまったのです。

北京オリンピックで大気汚染を理由に参加しない選手がいましたが、上海も相当なもので、公害全盛期の昭和40年代を大阪市内で過ごし、排ガスに慣れているはずの私も、バスに1時間弱乗っているだけで、眼がチカチカして頭が痛くなってきたのです。

あわててバスを降りて、中層アパート街を散歩しました。

画像 001


ここには小さな店が軒を連ねていたり、出店があったりで、アジアらしい雰囲気が満ちています。

そこで目にしたのがこんな光景です。

画像 002


何だかわかりますか?

実はトラックの荷台で、トランプ博打をやっているのです。
だけど、路地でも堂々とトランプをやっている人がいるのに、なぜ彼らはトラックの荷台でやっているのでしょうか?

怖くて話を聞けなかったので、想像ですが、
1、賭ける額が大きいので違法性が高く、一応、目立たぬようにやっている。
2、雨が落ちてきても場所を替えずに続けられるので、賭場としての安定性が高い。
のどちらかでしょうね。

賭博が違法かどうかの判断は日本でもあいまいで、1回数万円までの賭けマージャンや賭けゴルフは、実際にはほとんど処罰の対象になりません。昔、元スポーツ選手が捕まった数十万、数百万単位の賭けマージャンは、社会の安定を損なう原因になる(負けた人がヤケになる)ので、時々摘発されます。

中国でも路上でマージャン、トランプ、将棋などをやっている光景はよく目にしますが、たぶんお金は賭けているでしょう。それもやはり少額なら「人間の性」だからお目こぼし、社会の安定を損なうような大金なら摘発ということではないかと思います。

あくまで想像ですが……。
でも、トラックの荷台でやっているとかえって目立つので、理由は2、かもしれません。

ところで、上海の滞在は今日までです。
この後、2泊3日の長距離列車で雲南省の昆明に向かいます。

次の更新は昆明からになるでしょう。
スポンサーサイト



theme : 中国
genre : 海外情報

comment

Secret

プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は知財・契約管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード