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ジャワ島

年末年始に、インドネシアへ行ってきました。

インドネシアの旅先と言えば、バリ島を思い浮かべる人が多いでしょうが、以前に行ったことがありました。

今回はリゾートではなく、人々の日常生活を垣間見ようということで、主要都市があるジャワ島を目指したわけです。

成田空港から香港乗り継ぎで、約12時間。
インドネシアは東南アジアでも南方に位置するだけあって、結構時間がかかります。

東京-ジャカルタの直線距離が約5500キロとのことで、東京-大阪の約11倍。
飛行機での長距離移動が久しぶりだったので、ちょっと疲れました。

ジャカルタで1泊して、翌朝の長距離列車でスヤバヤに向かいます。
インドネシアの列車は1等から3等まであるのですが、1等車を予約してあったので、なかなか快適。
田舎町やら田畑やらを見ながら、約9時間でスヤバヤに到着します。

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スヤバヤでも1泊し、翌日の列車でジョグジャカルタへ。前日の路線よりやや鄙びた感じの農村地帯を走ります。

ジャワ島は稲作が盛んで、年中耕作が可能な気候もあって、田植え期、生育期、収穫期など様々な段階の田んぼが混在していました。

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車窓から見ると、浅い水田もあれば、胸まで浸かるような深い田んぼもあります。
で、下手に機械を使うより、人力のほうが安いのか、ほぼすべての農作業が人力で行われていました(耕運機くらいはあるかもしれません)。
実際に農作業をしている人にとっては重労働でしょうが、旅行者からすると、長閑な田園風景に見えるのです。

ジョグジャカルタでは2泊し、ボルブドゥール遺跡を訪ねます。
ツアーバスだと、出発がやたら早くて(午前4時発など)起きられないので、朝はふつうに起きて、路線バスで遺跡に向かいます。

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(ジョグジャカルタの町並み。馬車がまだ走っていました)

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(バスターミナルでは、車上芸人による生演奏が。なかなか上手かった)

路線バスは地元の人との相乗りなのが楽しいのですが、乗り心地が悪く(サスペンションやシートが硬い)、エアコンもなくて、とにかく暑い。
バスが走っていれば、風が入ってきていいのですが、渋滞に嵌まるとサウナ状態。
乗っているだけで、熱中症になりそうでした。

ボロブドゥールは、世界最大の仏教遺跡。

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たしかにスケールは大きいのですが、アンコールワット同様に総石造りで、南国の太陽光をたっぷり浴びて、遺跡全体が焼け石状態。
体脂肪率20%台の私は、ほとんど石焼きカルビのような焼身になったのです。

とりあえず熱中症予防で、大塚製薬が現地生産している「ポカリスエット」を2本飲みます。
地元の人たちのように、傘をさそうかとも思ったのですが、写真が撮りにくくなるので諦め、日焼け止めでしのぎます。

ツアーの出発が早朝なのが、ようやく理解できました。
日中の暑さを避ける意味合いもあると……。

インドネシアはイスラム教徒が多く、仏教徒はほとんどいません。
なので、来場者は宗教的というより、物見遊山的な雰囲気でした。
「聖地」っぽくないということです。
まあ、宗教の盛衰が激しい地域だから、やむを得ないですが。

ジョグジャカルタで年を越し、さらに列車でバンドンに向かいます。
途中は結構な山岳路線。

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インドネシアはスマトラ島からジャワ島、バリ島と南側に背骨のような山塊が貫いています。
これは海洋プレートがぶつかる所にできる地形で、日本や台湾、ニュージーランドと同じ。
なので、大地震や大津波が起こるわけです。
そういう意味で、日本人には親近感のある地形とも言えるかもしれません。

1月2日にバンドンに1泊してから、ジャカルタに戻ります。
ジャカルタでは近郊路線に、山手線や京浜東北線の中古電車が使われているのが、面白かった。

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朝夕ラッシュ対策の6扉車を久しぶりに見かけたのですが、日本では3人掛けのところ、インドネシアでは4人掛けで使われているようで、その窮屈さが、ちょっと可笑しかったです。

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若い女性が、男性と詰め詰めで座っているところを見ると、「イスラム教徒がこんなこと(接触)していいんだったっけ?」と、疑問に思わなくもないですが……。

インドネシアは、中国やタイほど急激に発展していなくて、昔のアジアののんびりした雰囲気を残しています。
時たまテロが起こりますが、旅をしている限り、体感治安は悪くない。
独立の経緯もあってか、割と親日的。
多民族国家なので、他文化に寛容な側面もあります。

これまであまり行ったことがなかったけれど、旅先としていい場所のような気がします。

と言っても、日本から微妙に遠いのが、難点かもしれませんが……。
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プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は知財・契約管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

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