FC2ブログ

途中下車

仕事のほうは、何とか10月中に納まる見通しが立ちました。
イエメンのビザは申請済み、海外旅行保険も掛けました。

さて、私は21歳から22歳にかけて、8ヵ月間の世界一周旅行を経験しています。
その経緯は、またいずれ書くと思いますが、なぜ40代で2度目の世界一周を目指そうと思ったのでしょうか?

このブログの2回目で、口笛太郎君の存在については書きました。
それに加えてもうひとつの理由があります。

私は23歳で大学を出て、外資系ではない企業に就職しました。
学生のような長い夏休み、春休みはありませんから、これまでは「次の長期旅行は定年後」と思っていたのです。昔の旅仲間とも、そういう話をしていました。
ところが40歳になる頃から、徐々に体の衰えを感じ始めたのです。

たとえば、極端に夜更かしした翌日や、早朝に起きて活動した日に、よく吐き気がします(健康診断では問題なし)。
目のピントが合うのが遅くなって、遠景を見たあと新聞を読んだり、本を読んだ後遠景を見ると、ぼやけてよく見えないこともあります(眼科に行ったのですが、「年相応の衰え」とのことでした)。
髭や鼻毛にも白髪が交じり始めました。

20代から30代までは、スポーツクラブのエアロバイクで息が上がるのが早くなったとか、「単なる体力の低下」だけだったのですが、40歳を越えてみると、体のあちこちがガタピシ鳴っているような「老朽化」を感じるのです。

このまま定年まで待ってしまうと、鉄道やバスを乗り継いで大陸を横断するような旅行は難しいような気がしました。
おまけに年金財政の悪化で、60歳で引退できるかどうかも怪しい。

旅は、何も現地の人と同じ交通機関を使って陸路で這い廻るだけではなく、飛行機で観光地の近くまで乗り付けてからレンタカーやタクシーで廻ってもいいのですが、それだとどこか面白みに欠ける。人々の生活が見えないし、現地の人との触れ合いも少なくなるからです。

もう若くはないので、「貧乏旅行」はしなくていいのですが、自分でバッグを持って、鉄道や路線バスで旅をしたい。私にはそんな願望があります。

まだ体力が残っている40代のうちに、もう一度「放浪」みたいな旅をしたいと思ったわけです。

あと、自分の人生、あるいはサラリーマン生活が、折り返し点に差し掛かったということもあります。
ちょうど中間地点ならば「中休み」を取ってもいいのではと思ったのです。

もちろん、企業においても家庭においても責任の重い時期なので、「それは甘い」という考え方もあるでしょう。
しかし、組織における責任なんてのを真面目に考えはじめたら、皆、60歳まで全力投球しなくてはいけないでしょう。そして、全力投球しているうちに壊れる人が大勢出るのが、日本の現実です。
私もあと20年近く、脇目も振らずに必死に働くことが「幸せ」だとは、とても思えない。

とすれば、「抜けるときに、抜く」という選択肢があってもいい。
人生という名のレールから、「途中下車」するのです。

こういう考え方は、日本の会社ではなかなか受け入れられないでしょう。
だけど、誰かがやってみれば、一石を投じることになるかもしれない。

ドン・キホーテなのかもしれませんが……。


スポンサーサイト



theme : 海外旅行記
genre : 海外情報

comment

Secret

No title

68連休取得良くやった!わたしならオーストラリアゴルフ修行か、欧州チャリ縦断したいなぁ。不良社員でもなんでもないで。ベルリンの壁のときもそうでしたが貴殿の行動力には頭が下がります。ただ、これまでと違うのは奥さんの理解があっての事と思います。旅行保険加入したのがその気持ちの現れでしょうが、感謝の気持ちと、無理はしても無茶はしないように。土産話とブログ更新楽しみにしています。私の駄ブログも暇つぶしに寄ってください。
http://blogs.yahoo.co.jp/davidsasaki0323
プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は知財・契約管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード