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桜と雨と京都

今年は、例年より「お花見が難しい年」だったかもしれません。

桜の開花遅れで、4月1~2日の週末はほとんどの場所で花が満開になっていなかったうえに、翌週末の8~9日は多くの地域で天気が悪かったからです。

桜の満開期(最盛期)は、約3~4日間。
例年、満開と晴天と週末が、一度はどこかで揃うのですが、今年はほとんど揃いませんでした。

まず、4月の第一週末。
埼玉県幸手市の権現堂公園で、桜と菜の花が同時に咲く風景を見ようと思ったのですが、桜が二分咲きだったので断念。

満開情報が出ていた、さいたま市の大宮公園に向かいました。

天候に恵まれ、桜は綺麗だったのですが、よくも悪くもふつうの公園です。

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桜花の下には、花見客のブルーシートや露天商の屋台がひしめいている訳で、写真を撮る際はアングルが「寄り」になってしまいます。

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まあ、これはこれで悪くないのですが……。

翌週末は、関西へ向かいます。
学生時代は、大阪の万博公園などで花見をしていたものですが、就職してからは関西で花見をした記憶がない。

とくに京都は、紅葉の時期には行くけれども、桜の時期は行ったことがなかったので、楽しみにしていたのです。

ところが、日頃の行いが悪いせいか、雨がしとしと降っている。
おまけに、京都の桜も満開になっておらず、満開の情報があったのは南禅寺など一部のみ。

「とりあえず、南禅寺に行くしかなかろう」と思い、地下鉄の蹴上駅から地上に出ます。

琵琶湖疎水のイングライン沿いにも桜並木があり、大勢の観光客で賑わっています。
結構な割合で、中国語圏の人も。

インクラインから、故・佐川清氏や、騎手の武豊氏も住んでいたお屋敷の脇を抜けて南禅寺に到着。
蹴上駅を出て20分くらいの間に、ジーンズの裾と靴がびしょ濡れになります。

南禅寺でも、傘を差したり、三門の軒下で雨を凌ぎながら、桜の花を眺めます。

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そこで、ふと思ったのが、「寺を背景にした雨の日の桜は、意外と絵になる」ということ。

これがふつうの公園だと、雨の日の桜は残念な光景になるのですが、古い木造建築を構図に入れると、しっくりくるのです。

木造建築と、雨と、桜の色が溶け合って、山水画のような幽玄さを醸し出しています。

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これは私にとって、新たな発見でした。

「雨の日の桜は、外れ」と思い込んでいたのですが、そうでもないと……。

これも京都という「場」が持つ、一種の「魔力」かもしれません。
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プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は知財・契約管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

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