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届きそうで届かない宇宙

ゴールデン・ウィークにNHKのニュース番組を観ていると、民間の宇宙旅行がいよいよ今年か来年に実現するというニュースが流れていました。

これまでも民間主催の宇宙旅行の話はあったのですが、たぶん実現したことがなかったと思います。
しかし今回は、航空会社を営んでいる英国ヴァージン・グループが主催するとあって信憑性が高そうです。

代金は25万米ドル(約2600万円)。

今まで、宇宙旅行は1億円くらいのイメージを持っていたので、「意外に安い!」と思いました。

旅が好きな私にとって、「遠くへ行く」というのはいつも抱いている願望で、その極めつけが宇宙旅行なのです。
ただ、宇宙飛行士になってまで(人生をすべて捧げて)行きたいかと問われれば、そこまでの希望ではない。
「民間の宇宙旅行が実現して、お金があったら行きたい」くらいの、あくまで「夢」の話でした。

それが、今年か来年に実現するという話になり、2600万円という、大金は大金だけれど、様々な犠牲を払えば、まったく用意ができないほどの額ではない料金が提示された時、心が揺れました。

ただ、よくよく聞いてみると、宇宙空間にいるのは4分間で、その間に無重力状態が体験できて、丸い地球を眺めることができるくらいだということで、「はたして、それだけの体験のために、2600万円を払うのは、コストパフォーマンス的にどうなの?」と思ってしまうところがありました。

そのニュースのなかでは、参加予定者の「世界一周には行ったから、次は宇宙へ」という発言も紹介され、そういう人の気持ちもなんとなく分ります。
あとはライブドア前社長の平松さんという方も紹介されていました。

まあ、たとえば何億円か資産があって、そのうちの2600万円なら、私も前向きに考えたかもしれません。
といっても、私自身がITで起業するなど、リスクを取った人生を歩んでこなかったので、そんな資産はないし、ライブドアの前社長をうらやむ気持ちもありません。

正直な話、「地球を大気圏外から見るといっても、プラネタリウムで見る大きな映像とそう変わらないだろうし、無重力状態もスキューバ・ダイビングで中性浮力を取るのと似たようなものではないか」と、思ってしまったところがあります。

逆に、2600万円を地球(世界)の旅行につぎ込めば、南極大陸も含めていろんな風景を見たり、体験ができるだろうし、そちらのほうが面白いような気がしたのです。

まあ、当分、宇宙ステーションに1泊できるようなツアーは無理でしょう。
それがもし3000万円ぐらいなら、参加すると思いますが…。

元々、実現可能性の薄い「究極の夢」だったのですが、当面は「夢」のまま封印する日々が続きそうです。
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プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は書誌情報の管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

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