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宗教の話

今年も残すところわずかになりましたね。
「昨年の今頃は、アムステルダムにいたか~」なんて、思い出に浸る今日このごろ…。

世界一周から帰国後は精根ならびに先立つものが尽き果てて、ロクに旅行にも行っていません。台湾にちょっとと、越後妻有アートトリエンナーレに行ったくらいです。

最近は、世界一周旅行のバス部分だけ抜き出して、季刊誌『バスグラフィック』Vol.5(ネコ・パブリッシング 12月19日発売)に寄稿したり、マスコミ系の勉強会で話をしてその講演録をまとめたり、徐々に旅行の話を整理しはじめております。採用されるかは別にして、本も書かなくては……。

そんななか、少し思い出したのが、近年は旅先で外国人(おもにヨーロッパ人)と話をしていても、宗教の話が出なくなったことです。
20年前は、私が日本人だと言うと「日本人は仏教徒なのか?」「君の宗教は?」などとよく聞かれたものでした。
私は、天理教からの分派教団「ほんみち」信徒の家系(祖父母の代までが熱心な信者)に生まれたのですが、教えをきちんと受け入れることができなくて(教団の創世記が、学校で習った進化論と相容れなかった)、「無神論者ではなくて宇宙の創造神のようなものはあると思うが、特定の宗教の信者ではない」というスタンスを取っています。で、「I believe God in my mind.」と言うと、だいたい納得してもらえました。

ところが今回は、外国人旅行者と飯を食べることもあったのですが、宗教に関する話題がほとんど出なかったのです。
私の英語が20年前と比べると下手になっていて、会話そのものに深みがなかったことはあると思います。
ただ、欧米人が宗教の話を避ける傾向も感じました。

ここからは想像ですが、キリスト教にも科学と相容れない部分があって、欧米でも若い人を中心に日常的に教会に通う人が減っていると聞いたことがあります。宗教が大きな関心事でなくなっている可能性はあります。

それから近年ますますキリスト教とイスラム教の関係が悪くなって、とくにアメリカのブッシュ大統領が「神の声を聞いた」と言ってイラク戦争を強行したことで、フランス、ドイツなどヨーロッパ中心に、多くのキリスト教徒が失望したのではないでしょうか。イラク戦争には正義も何もありませんから。そんな国際情勢の変化もあって、ヨーロッパ人が宗教のことを異国の人に語りにくくなっているのかもしれません。
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プロフィール

浅井潤水(じゅんすい)

Author:浅井潤水(じゅんすい)
大阪生まれ、5歳より18歳まで奈良で育つ。大阪の大学を卒業後、東京の出版社に就職。総合月刊誌、写真週刊誌、ワンテーマ・マガジン、新書、文庫などの編集に従事した後、現在は知財・契約管理部門勤務。
おもな担当書に、下川裕治『格安エアラインで個人旅行が変わる!』、鳥塚亮『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』、松尾貴史『ネタになる統計データ』、小篠綾子『コシノ洋装店ものがたり』、吉田友和『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』、坂井優基『現役機長が答える飛行機の大謎・小謎』、三浦展・菊入みゆき『職場で“モテる”社会学』、碓井孝介『偏差値35から公認会計士に受かる記憶術』、『「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド』、週刊「昭和の鉄道模型をつくる」、ジミー大西『トーテンくんのオーケストラ』などがある。

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